続・20世紀号に乗ってどこまでも

気持ちはまだ20世紀号に乗車中。
雪組公演『20世紀号に乗って』2幕の感想です。そして、早いところではルサンクが届き始めているようですね…!早く読みたい!
 
 
Life is Like a Train
車掌+ポーターたちのタップダンスで再び幕開き。大人数でのタップダンスが華やかでした。
 
婦人とオスカーがついに対面します。
『あのおふたりが口を揃えて、演劇に勝る芸術はないって(仰るのよ)!』って婦人が話してるとき、オーエンが口パク、オリバーがマイクみたいにやってるのが地味におもしろい。
そしてオスカーの借金25万ドルもあるのに2万ドルを即答するオーエンとオリバーほんといい部下。
ここで4人で踊るのが可愛くて好きでした!
 
医者の1日を売り込みに来るジョンソン先生。
『人生最大に元気です!!!』
 
アグネスが呼びに来て特別室Bに乗り込むオスカー。出迎えたのはブルース。
暗転した特別室Aで、やっぱりちゃんと婦人を椅子にエスコート&優しく会話するオーエンとオリバー。
この場面では大スポンサーというのもあるのかもしれませんが、根本的に三銃士ってお金儲けのことはそこまで考えていなさそうというか、お金のことは(良くも悪くも)二の次でいい作品を作りたいと思っていて、自然に婦人にも優しいんだろうなあ、という気がします。好きだ~。
オーエンとオリバーが1つの椅子に座っていろいろやってました。聖書読んだり音読したり。
 
オスカーへの資金援助を申し出るリリー。
『君はよく俺のことをマジシャンと呼んでいたね!』で1番前のお嬢さん!!!ってリリーを指名するオスカーが何回観てもシャバーン(マジックランプシアター)。
ところでどういう状況でマジシャンって呼ばれてたんだろう。脚本(アイディア)のすごさでしょうか。
 
リリーも婦人と対面。
サインリリー、六重唱はなかなか聞き取れなかったけれど、それぞれ言いたい放題でものすごく楽しい曲!!!
オスカーのパートがよく聞くと呪文のようで(文字の多さが)、それを繰り返し明瞭に歌ってるいる望海さん、すごさしかない。エリックとはまた種類の違うすごさだったように思います。
リリーのソロパートで暗くなって周りの動きが止まるとき、オーエンの俯いて左手を婦人の椅子の背中にかけてる姿勢もすっごい好きでした。
あとブルースとのドアのやり取り(笑)
サインを迫りつつブルースを追い出しつつドアを足蹴にしつつ歌うオーエンとオリバー。楽しい。
 
甥夫妻が乗ってくると聞いて、急にその場を離れようとする婦人。
リリーが振り返って婦人を呼び止めるのと、一緒に振り返るオスカーが同じポーズで可愛い。
ダメ押しでもう1回入ってくるオスカーがオスカーすぎる。『絶っっっ対に後悔はさせんぞ!!!!!』
 
展望車でボトル片手にひとり祝杯をあげるオーエン。
乗ってきた甥夫妻に『へえ!あんたが~~~!!!』ってものすごく馴れ馴れしいけど、甥夫妻からしたら『誰だこの人…』ってなってる気がしますw
話を聞いたオーエンが瓶を支えに横に崩れ落ちるのも好き。だだだだだって困る…。
婦人の大捜索はそれぞれの跳躍力がわかる瞬間でした。真ん中で背中合わせで落ち込むオーエンとオリバー。ボトルを引っくり返しても何も出てきません、水の泡。
 
怒りのリリーも特別室Aへ。
『フラフラする…』そんなところにマックスまで登場します。
それまでの騒動を帳消しにするような登場だけでもはや笑える。
聖書を持って必死にアピールするもマックスの新作にあっさり敗れる三銃士。切ない。
 
ブルースに対するリリーの『あんたは黙っててーーー』が好き。
バベットにちらつく『マグダラのマリアの受難』。
あの被り物してるオーエンの横顔が絶品だしオスカーの派手さがすごい。どこのカラフ。
バベットとマグダラのマリアを行き来するリリーの歌が本当にすごかった。
あと、お盆持って踊ってるメンバーが、なるべくお盆を水平に持ってるメンバーとぶんぶん振り回してるメンバーとで結構違っておもしろかったです。
 
一方その頃の展望車。
酔っ払って寝てる朝美さんの舞台写真ださない?????あんな美しいひといる?????
一般人が電車でそれやったら大事故。
この場面の三銃士の舞台写真ほしい~今からでも出してほしい(無理です)。
この場面のオーエンのネクタイが緩んでるのもオーエンが生きてる…って思いながら観てました。
 
『黄昏ゆく三銃士に想いを馳せていたんです…』
 
最期を迎える前()に今まで集めた本やレコード、借金の請求書までオーエンとオリバーに託そうとするオスカー。
この量がいつもすごい量でw、それが伝わってくるお芝居すごいなあって思ってました。たぶん舞台の基礎中の基礎なんだろうけどすごいなって…。
 
クレイジーオスカー!って石を投げられる芝居するオスカーが可愛い。
『オスカージャフィの幕切れに涙は似合わん!オーエン笑え!!!』って言われて泣き笑いみたいになるオーエン。
 
『ないない。俺たちより長生きする』と言いつつも、突如響き渡った銃声に駆けつけるオーエンとオリバー。
そこには婦人に撃たれたというオスカーが。
オリバーが医者を呼びに行く間に『牧師呼びましょうか!?』とか『ア、ア、アイ、アイスクリーム買ってきましょうか!?』とかちゃんと動揺してるオーエンが愛しい。
『ボス、死んだか!?』そして速攻帰ろうとするジョンソン先生お願い待って。
オスカーが椅子からずり落ちていくのをオーエンが支えてるんだけど、どんどん望海さんのずり落ち方がエスカレートしていってて(笑)、支えてる朝美さんもかなり必死だったように思うw
わたしが最後に見た日は、オスカーのずり落ち方を再現してるときに素で頭ぶつけて痛てって言ってたように見えましたw 楽しかった~。ジョンソン先生の間とかがまた絶妙で…。
 
ジョンソン先生を命の恩人と言い、医者の1日の上演を約束し、そして芝居の練習に誘うオスカー。
『クサイ芝居するなよ~???』『イエッサーーー!!!!!』
オスカーのこういうところに乗っかれるあたりがほんと三銃士。いい仲間…。
オーエンの『リリィですよお~~~(泣き声っぽく)』がおもしろすぎる。
そしてファントムを観た方はきっと全員『見覚えのある構図だ…』と思ったと思う。
同じトップコンビで、前回あんなに泣いた構図なのに、こんなに笑える場面になることがあるだろうか。
ジョンソン先生の演技にグッジョブ!!!やるオーエンが可愛い。
契約書にサインするリリーの机になるオリバーも、ペンをサッ!と受け取るオーエンも本当にいい仲間…。
 
言い合いからの、抱きしめあうオスカーとリリー。
この横でボス~~~!!!って言いながらものすごく喜んでるオーエンとオリバー本当にいい仲間(何度目)
オスカーがぶん投げた契約書を拾って下車するオーエンが本当に愛しい。
ついにグランドセントラルステーションに到着です。
 
ラストは真っ白のお衣装で結婚式!
上手から走ってきて帽子から花びらを散らすオーエンとオリバー本当にいい仲間…何度でも言う…!!!
このお衣装、着ている時間がとっても短かったんだけど、みんな本当に素敵でした。
 
フィナーレは、縣くんのソロで幕開き。
男役がザッ!って勢揃いする瞬間に、本当にテンションが上がります。
ポケットに手をかけながらのタップダンスで登場、あまりにもかっこよかった。
朝美さんは、今回は本編でもいろいろな表情の見られるお役でしたが、フィナーレの笑顔もやっぱり大好きです。娘役さんと組むときの優しい笑顔も大好き。
望海さんと真彩さんのデュエットダンスも美しく、大技もすごかったです。
フィナーレに対して語彙がなさすぎる…。テンション上がってかっこいい!素敵!!!って夢中になっている間に終わってしまう…。
 
オーエンとオリバーは、それぞれ下手、上手から走ってきて、手を真ん中で合わせてから手前まで出てきて、真那さん、朝美さんの順でご挨拶。笑顔で走ってきた2人が真ん中で会うのがとっても好きでした。
朝美さんと真那さんの並びは、『義経妖狐夢幻桜』でのヨシツネとベンケイコンビの印象が強いのですが、そのときとは全く違うコンビをこれまた魅力的に見せてくれたなあと思います。どちらのコンビも大好きです。
挨拶後、朝美さんが戻られるときに下手側の出演者に剣を指す振り(フェンシング風?)をされていて、皆さんとっても楽しそうに斬られる(?)風にしていたのを何回か見られたのも楽しかったです。
 
最後、舞台に向かってオスカー(望海さん)の『諸君!!!!!』が響き渡るのも大好きでした。テーマ曲が好きすぎる…。
マイラスト乗車日、諸君!のあと前後2列になるところで(前後が入れ替わる)、朝美さんが望海さんに、本当にいい笑顔でヴェロニクのカンカンを少しやっていて、幸せすぎて泣きそうでした…。
 
楽しすぎて、本当にあっという間だったなあと改めて感じています。1公演1公演もあっという間だったし、公演期間もあっという間でした。
20世紀号に想いを馳せている間に大劇場の配役が出て、時は進んでいるんだなあと思います。
 
感想まとめとか、もう少し振り返りたいな…!