20世紀号に乗ってどこまでも

雪組公演『20世紀号に乗って』に乗車してきました。
千秋楽から少し時が経ってしまいましたが、本当に素晴らしい公演でした…!!!
楽しみ!という気持ちだけで劇場に向かえて、楽しかった!!!って帰ってこられる公演、最高です。意外とない現実…。

楽しかった汽車での旅の記憶を書き記しておきたいと思います。記しておかないと私の記憶は平気で『すごい公演だった』だけになるので/(^o^)\
朝美絢さん(オーエン・オマリー役)スターアングルで固定だったので記憶の偏りがすごいですが、そして曖昧な部分も多々ありますが、しゅっしゅっぽっぽっ!しゅっぱーーーつ!!!!!


ポーターたちのタップダンスで幕開き。旅行鞄を使ってのダンスが素敵でこの時点でわくわく。

下手客席から登場するオーエンとオリバー。オープニングと打って変わって、哀愁漂う雰囲気。
舞台に上がるとアルカポネ(風の男?笑)とぶつかりそうになり『すみません!』と謝るも、すごい顔だな…みたいに見てたオーエン。
ちなみに上手側通路近くに座ったときは、通路登場で役者たちが『オスカーはどこ!?』『オスカー見なかった!?』『(通路側にいた男性客に対して)オスカー!!!…違った、すみません!』みたいなお芝居をされていて楽しかったです。

車掌がセンターで、キラキラしたテーマ曲へ。ここまでの哀愁との差がすごい。
『準備はオッケー、シカゴにグッバイ!』のオーエンがとてもかっこよくて、重ねて千秋楽付近で観劇したときは切符を口にくわえていて男前すぎました。オーエンかっこいい…。

列車に乗り込んで、特別室Aに乗車すべく正当な乗客追い出そうとする場面で、オーエンもオリバーもガラ悪く『車掌を呼びたまえ!』とか言ってたんだけど、わりと通常運転っぽいオーエンに対して、オリバーはオーエンとふたりになった瞬間に胃の辺りを押さえてて、オリバー苦労人…!
追い出すとき、オーエンが『10数えますよーーー』って言って、3まで数えるのが常のところ、2まで行った日があったんだけど、ちゃんと次の場面で1!って叫んでいたのが、オーエンが生きてる…って思いました。
あとここの列車が動き始めた動きが好き。
『飲まないでやってられるか!!!』この場面に限らずだけど、オーエンがお酒あおった後に口元拭う仕草してたのがものすごく男役でときめきました。

そして満を持してオスカーの登場。
『殺す気かーーーーー!!!!!』幻聴(オリバー)でも幻覚(オーエン)でもない。
吹っ飛ぶ帽子。乗客の腹筋を殺す気か。
着地!みたいな登場のポーズに拍手できたの、最高に楽しかった。
そしていきなり叫ぶ叫ぶ。『何とも輝かしい4連敗じゃないか!!!』
ボスは立ち上がる~~~の左足伸ばして右膝立ててサッってしゃがむポーズが最高に好き。

オーエン汗だくのまま過去回想へ。
下手からリリー登場。どんなお衣装って思ったけどちゃんと仕掛けがあった。
あと、ここでちゃんとマックスが登場してて、仕事できないぶりを発揮してオスカーに怒られてます。
ヴェロニクの演目説明に対するオーエンの『すげえ話だな』が好きです。
イメルダのお歌にコブシを効かせるオーエンと遠い目のボス。
オーエンの『スタンバイ』がとてもいい声なんだけど、リリーの『スタンバイ』だけでなぜかおもしろい。
『あんたが音痴なのーーーーーっっっっっ!!!!!』で後ろで同じポーズしてさらにガッツポーズまでしてるオスカー。
『劇場での人生を君に授けよう』はバルカンの賭けに乗りたくなる気がした。

覚醒したリリーの歌声で華やかに始まるヴェロニク。フランスから離れられない雪組
上手にはけていくときにオスカーを引きずっていくオーエンと、引きずられながらも気持ちだけどものすごく踊ってるオスカーがとっても可愛かった!
リリーの特大ウインクを目撃した日がありましてあんなん盛大に惚れる。
上手から花束投げに来るオスカーがあまりにも美しくて、あんなにめんどくさいおじさんだったオスカーは何処へ???ってなるやつ。
そしてヴェロニク終わってカンカンガールの真似してるオーエンが本当に可愛くて…!
スーツの裾持ってるだけで可愛いのに、
わりと本気の足上げをしていて(90度くらい笑)、階段上ってきたオスカーに『ボス~~~♡♡♡』ってやるのが本当に可愛くて、大好きです。

舞台は現在の20世紀号、特別室Aへ。
妙ないたずらをする輩がおりまして~で『この20世紀号に!?』って言いながらオスカーに抱きつくオーエン(なおものすごい塩対応のボス
そして車掌の1日を売り込むフラナガンさん。しゅっぱーつ!!!みたいな雑な対応でフラナガンさんを追い払うオーエンたち。雑。

イングルウッドが目前に迫り、いよいよ救いの天使が。
オリバーになりきったオスカーと、それを受けて『(俺が)リリー???』ってつぶやいてクネクネしながらブリブリの小芝居するオーエンが可愛かった。ほんといい仲間たちだよ三銃士…

オタクの心の声を代弁するtogether。リリー登場です。
『フランスを救いし乙女を探しておりまして、名前はヴェロニク・ラル!』で特別室Bに乱入するオーエン。このテンション、オスカーと相性がいいわけだなと感じる。
オリバーは『久しぶり、リリー』みたいな感じで、このふたりほんと最高。
『三銃士揃って乗ってるんじゃないでしょうね』『うん!』っていうところで、ずっと三銃士名乗ってたんだなあと。
あと『ボスは偉大だぞ?』って言うオーエンがすごく好き。
オーエンとブルースがいつも上手でちょこちょこ戦ってましたが、かめはめ波で戦う朝美さんを今後どこでも見られる気がしません(フェンシング風とかもあった)。

neverの『絶対ありえないわ!!!!!』っていうリリーの歌声の力強さが本当に気持ちよかった。オーエンたちは吹っ飛んでた。

再び過去へ。
暗転してる特別室Aで煙草に火をつけてるオスカーが本当にかっこよくて、花束を持ってきたときもそうだったんだけど、オスカーの随所に散りばめられてる、ちゃんと歳を重ねた男性としての魅力がすごい。望海さんの為せる技なんだろうなあ。

展望車にて騒ぎの最中、カウンターで飲んでるオーエンとオリバー。
悔い改めよソングの婦人可愛かった〜〜〜。

何度目かも分からないクビになったオリバーが展望車にやってきて、オスカーに『止まれ!!!』って言われてオリバーのみならず先に展望車にいたオーエンまで動きが止まるのがおもしろかった。
ステッカーを見て作品を思いつくオスカー。
こうなったオスカーが止まらないのをおそらくオーエンとオリバーは心得ている。ほんといい仲間…。
『ボス、この汽車走ってんですよ!』っていうガラの悪い朝美さん(役名で呼んで)がたまらなく好き。
マイ初乗車日が聖書が落ちちゃってて、オーエンが拾ってフォローしてたので、そういう演出なのかと思ってたけど全然違った(笑)
三銃士の慄き方がそれぞれ全力でものすごくおもしろかったです。
『ボスには不思議な魅力がある、才能も。だが1番の理由は、給料の未払いだ』ボスは偉大だって言いながらこの言いよう。でもオスカーのこと大好きなの伝わってくるので最高です。

そこに聖書を探して婦人がやってきます。
オスカーは脚本を書きに、オリバーは契約書を作りに行き、プレスリリース作成のため展望車に残るオーエンと婦人。
このとき、オーエンが婦人を椅子までエスコートしてあげたり、優しい笑顔で会話したりしてるのがすごく好きでした。オーエンちゃんとしてるひと。
展望車は暗転しますが、オーエンのプレスリリースを考え込む背中、ペンを持って頭をかいたり、グラスに手を伸ばしたり、丸めた紙を放り投げたり、全部の所作が大好きでした。朝美さんのお芝居が本当に好き。

その頃の特別室AとB。
ふたりの自画自賛ソング。笑う。
そして特別室Bに乗り込むオスカー。
『何もかもGreat!』の後に『気は済んだ?』って突然落ち着きを見せるオスカーほんと…。

その頃の展望車。オーエンが放り投げた紙が重要な役目を果たしている。
『残念ながら私はドストエフスキーでもフィッツジェラルドでもありません、ただプレスリリース(芝居がかった言い方)を書いているだけでして、まあ広告みたいなもんですわ』
オーエンの『奥様の会社?』のお声が、優しくて、でも艶があって、最高に好きな台詞です。
もらった栄養剤をギャグ漫画かのごとく吹き出すオーエン。朝美さんの芝居が好きすぎる。
ここで変な動きするオーエン(『栄養剤で元気が出てきました!!!』みたいな感じ)と、そこにやってきたオリバーの『…何か飲んだか?』がほんと最高のコンビ。
マイラスト乗車日は、オーエンが『きたーーーーー!!!!!』って叫んで、そのあと三銃士でも『きたーーーーー!!!!!』って叫んでたw

『君は場末のクラブでピアノ弾きだ!!!!!』
『あんったはその前でっ、野垂れ死によ!!!!!!!』(ガッシャーン!!!!!)
が爽快すぎる。

特別室Aに戻るオスカー。
オリバーに詰め寄るところで、『ボスーーーーー!!!』って割って入れるオーエンの場の回し方がさすが。
ここの三銃士の喜び方が本当に楽しそう(いや本人たちは切実なんだろうけどw)で好きだった。オーエン1人で回っちゃってるしw
『ご婦人』をお連れします、というところで1幕終わり。

ラストの全員集合にオーエンとオリバーがいなかったのはちょっと寂しかったですが、本当に楽しくて、ここまでの体感15分くらいでした。
マックスの名前が入った飛行機が飛んでて、2幕に繋がってます。

1幕だけでここまで来てしまった…!2幕の感想も改めて書いていきたいと思います。